多汗症ボトックス治療


ボトックスはしわ取りなどで知られていますが、多汗症治療にも使われていることはご存知ですか。


多汗症ボトックス治療は、汗をかく部分にボトックスを含む薬液を、数箇所直接注射することになります。

局所麻酔に30分から60分必要ですが、実際の治療は十数分で終わり、通常の生活にも支障がありません。

手術のように傷跡が残らないのも嬉しいですね。


ただ、ボトックス治療は多汗症を完全に治す治療法ではないのです。

ボトックス治療の効果は期間が限られているため、一定の期間が過ぎれば、またボトックス注射を打つことになります。


また、ボトックスにおける多汗症治療の効果は、人によってかなりの差が見られるようです。

全く汗をかかなくなる人もいれば、思ったような効果が出ない人もいるわけです。


ボトックスで多汗症治療をするのであるなら、それらを含め医師から十分な説明を受け、不安をなくし、納得した上で治療を受けるようにしてください。


ところで、ボトックスがどのようなものかご存知ですか。

ボトックスはボツリヌス毒素を製剤化したもので、神経に働きかけてアセチルコリンの放出を抑える効果があるとされているのです。

このことにより、筋肉が自分の意思に関係なく動くことを抑えるので、笑いじわなどを消すことができるというわけです。

そして、このアセチルコリンは多汗症にも大いに関係する物質です。

神経から汗腺に向けてアセチルコリンが放出されると、汗腺が刺激を受けて汗が出るからです。

ボトックスはアセチルコリンの放出を抑える効果があるため、ボトックス注射した周辺の汗腺から汗が出なくなり、多汗症の治療としても使用されるのです。


多汗症 顔の場合


顔の多汗症の場合の普段にできる対策をいくつかご紹介します。

まず一番の対策は、やはり気にしすぎないことです。

これは、手のひらやわきの下などのほかの部位の多汗症でも同じなのですが、とりわけ顔は無意識にハンカチで何回も拭いてしまいがちです。

顔の多汗症ゆえに、必要以上に意識してしまうのですが、私達の日常生活においては、たくさんの人が自分に注目する場面はさして多くないはずです。

精神的なものだけが原因ではないといっても、気にしすぎてかえってより多くの汗が出てしまうということもあるわけです。

むしろ少しぐらい汗をかいても大丈夫と気を楽にしていることの方がいいですね。


顔の多汗症には制汗剤を使うわけにもいきませんから、効果があるといわれる塩化アルミニウム液を使用したくもなるでしょう。

ただ、前回にもお話したように、アルミニウムの人体への影響を考えると、慎重に考えなくてはいけませんね。

それに、顔の皮膚は手のひらの皮膚よりもずっとデリケートにできていますから、塗るにも特に注意が必要となってきます。

やはり、必ず医師や薬剤師に相談し、処方してもらったものを使用するようにしたいものです。


それから、汗が出てきたなと思ったら、胸の上を強くつねるのも効果的なのです。

というのも、一時的ですが胸が圧迫されることで、顔の汗が減って、他の部分から汗が出るようになるというのです。

多汗症対策のひとつとして、知っておいてもいいでしょう。


とにかく、顔の多汗症は暑くもないのに吹き出るように汗が出てくるので、ほんとに困り者ですね。

女性でしたらメイクが落ちてしまいますし、男性でも顔からだらだら汗をかいていたら、不潔に見えてしまうかもしれません。


それに、残念なことに顔の多汗症は、手のひらや足の多汗症とは違い、手術の効果が出にくいと言われています。

最終手段の手術にあまり効果が望めないのでしたら、顔の多汗症の対策は先述したように普段の小さな対策を積み重ねていくよう心がけたいものですね。


多汗症 手のひらの場合


手のひらの多汗症の対策として、最近効果が高いと言われているのが、塩化アルミニウム液です。

この塩化アルミニウム液が、近頃では、ネットでも手に入るので、購入する人も増えています。

しかし、この薬は人体への悪影響も心配されています。

どうしても使用する場合には、多汗症の治療として専門医に処方してもらうようにしてください。


多汗症の中でも、最も多いのが手のひらの多汗症です。

手のひらの多汗症は、考える以上になかなかの厄介者です。

手のひらの多汗症の症状は、手のひらが湿り、明るいところで見ると汗で光って見える程度のものから、手のひらから汗のしずくがしたたるほどに大量の汗をかくものもあります。


手は体の部位の中で一番使うところですから、そのたびに汗が気になってしまいますね。

彼(または彼女)と手をつなごうとしても、汗が気になって、つなげなかったこともあるのではないでしょうか。

学校の試験や会社の大切な書類を汗で湿らせてしまって、困ったことはありませんか。

また、汗で手が滑って、物を落としてしまったことがある人もいるかと思います。


手のひらが湿る程度なら、あまり気にしないでいた方がいいのでしょうが、もし初めての人と握手をしたら、相手に変な顔をされたなんてことがあると、より症状がひどくなってしまうこともありますね。

もちろん、多汗症は精神的なものだけが原因でないことは分かっていますが、汗をかくことに極度に恐怖を感じると、より汗をかいてしまう、ということにもなりかねません。

ですので、やはり気持ちの持ち方も大切です。

ハンカチは常に持って、できる限りの対策をしたら、あとは気を楽にして過ごしましょう。


多汗症の手術


多汗症の手術についてご説明します。


多汗症の治療のための手術は、交感神経を切除するというものになります。

多汗症は、交感神経が活発に活動するときに大量の汗をかくことですね。

ですので、この交感神経の余分な部分を切り取ってしまうことで、汗をかかないようにするのが目的になるのです。


例として、手のひらの多汗症手術についてお話します。

その多汗症手術はまず全身麻酔が必要です。

麻酔後、わきの下に小さな穴を開けます。

そこから胸腔鏡(きょうくうきょう)を挿入して、胸部の交感神経を切除するわけです。

手術の時間は大体30分ほどで、入院する必要もほとんどの場合ありません。

手のひらの多汗症手術は、胸部の交感神経を切除するのですね。

ちょっと意外です。

手のひらの汗を抑えるために、わきの下から手術をするというのは不思議な気がしますが、それだけ交感神経は様々なところまで伸びているということですね。


多汗症の中でも、特に手のひらの多汗症は手術で完治が望めるので希望です。

ちなみに、足の汗の多汗症の場合は、腰の近くの交感神経を切除するのだそうです。


このように、手のひらの多汗症の場合は、先ほどの手術の方法で、ほとんど治ります。

手術の跡も目立たないのも嬉しいですね。


ただ、この手術にもやはり気をつけなければならないことがあるのです。

それは代償性発汗です。

代償性発汗とは、多汗症の手術の後、手のひらの汗は治まるのですが、代わりに別の箇所で汗をかくようになるというのです。

もちろん、人によっては代償性発汗が全く起こらない人もいますが、そのような症状が出ることもあるというのは知っておくべきですね。


それ以外にも、手が乾きすぎたり、頭痛がしたりなどの副作用が出る場合もあるのです。

メリットとデメリットをよく考慮して、行わなければなりません。

信頼のおける医師から手術前に良く説明を聞いて、納得の上で決めてください。


多汗症の対策


多汗症の対策は、通院せずとも普段の生活の中で行うことができます。


ところで、肉を好んでたくさん食べる人は汗をかきやすいという話はお聞きになったことありますか。

肉のようなたんぱく質は、消化されるときに熱を放出するので、汗が出やすくなるのだそうです。

多汗症とは直接的に関係ないかもしれませんが、知っておいたらいいかと思います。


それから、大量に水を飲むと汗をかくというのは勘違いなのだそうです。

健康な状態では、ほとんどの水分は尿となって出てしまいますし、多汗症においても飲む水の量と汗の量は関係ないのです。


それでは、日常生活の中でできる多汗症対策についてお話しますね。

いちばん代表的な対策が制汗剤です。

最近は多くの種類のものが出ていますし、効果的なものもたくさんありますね。

市販で販売されている制汗剤では、スプレータイプよりも直塗りタイプの方が持続力に優れているようです。

そして、多汗症対策として人気を呼んでいるのが、アルミニウム入りの制汗剤です。

特にわきの下の多汗症に効果が高いとされていれて、インターネットでも購入できるので利用者も増えてきています。

しかし、注意しなければいけないのが、アルミニウムは人体に悪影響を及ぼすともいわれていることです。

アルミニウムが脳内に蓄積されると認知症のような症状になるとも聞きます。

ですので、アルミニウム入りの制汗剤は、自分の判断で使用せずに、必ず医療機関で処方してもらい、医師の指示にきちんと従ってください。


多汗症の対策として、服装にも気を配ってください。

汗じみの目立たない服を着れば、多少の汗は気になりません。

それに、「汗をかいても大丈夫」と思えばストレスも感じずにすみます。


家庭において、直接多汗症を治すのではなくても、気楽に保つことで多汗症の症状を緩和することができるのです。


多汗症の治療


多汗症の治療は大きく、薬物療法、精神療法、手術の3種類に分けられます。


薬物療法では、薬で汗を抑えることになります。

一般的に、神経遮断(しゃだん)薬の抗コリン剤を使用します。

抗コリン剤は汗が出るときに交感神経から生ずるアセチルコリンという物質を抑える働きがあるので、多汗症に有効であるとされています。

ただし、副作用として、便秘になったり、口が渇いたりといった症状がでるので、使用の際は、医師とよく相談してから飲むようにしてください。


また、多汗症の薬物療法として精神安定剤を使用することもあります。

これは、抗コリン剤のように物理的に汗を抑えるのではなくて、精神的な緊張を和らげることによって、多汗症の症状を改善することが目的となります。

多汗症の原因は精神的なものだけではないことが分かってきていますが、精神療法が多汗症の治療に有効であることも事実なのです。

とりわけ、汗をかくこと自体に強い恐怖感を持っているようなら、精神療法をオススメします。

精神療法では、カウンセリングによって多汗症への恐怖感を和らげたり、交感神経の働きを正常にしたりなどの効果が得られています。


ただ、薬物療法、精神療法ともに多汗症を完治させるものというよりは、症状を和らげるものと捉えた方がいいです。

完全に治すのでしたら、手術が必要になります。

多汗症の手術は、発汗を司る交感神経を遮断することが目的です。

手のひらの汗の場合、わきの下を数センチ切り、胸腔鏡(きょうくうきょう)を使用し、胸部交感神経を遮断します。

特徴として、全身麻酔が必要になりますが、手術時間は短時間で終わり、患者への負担が小さいことがあげられます。

多汗症の治療は皮膚科、美容外科、心療内科などで行われています。

気になる方は、まずホームページなどでどんな方法の治療を行っているのかを確認し、納得のいく医師のところで診療をうけてみてください。


多汗症とは


多汗症とは、異常にたくさんの汗をかく状態のことをいいます。


もともと、汗は体温の上昇にともなって出てくるものですね。

しかし、それとは関係なく大量の汗が出るのが多汗症の特徴になります。


そして、多汗症に対する恐れがより多汗症を引き起こすということもあるのです。

多汗症の原因は精神的なものだけとは限りません。

でも、「汗をかいたらどうしよう」と緊張して、よりたくさんの汗をかいてしまう人も多くいるのは事実です。


むやみに多汗症を心配する必要はありません。

多汗症の症状は、ぼたぼたと落ちるくらいにたくさんの汗をかくので、少し汗っかきなくらいなら気にすることはないかと思います。


多汗症の症状が表れるのは、全身と局所の2つに分かれます。

局所であれば、顔、手のひら、足の裏、わきが中心になります。

発汗を調整しているのは交感神経ですね。

交感神経とは、心身の緊張などを司る神経で、リラックスに関係のある副交感神経とは対の立場を成すものです。

ですので、少し前まで多汗症は精神的な緊張やストレスによって表れるのだと思われてきたのです。

しかし現在、多汗症の原因は先ほどもお話したように、精神的なものだけではないことがわかってきました。

精神状態に関係なく、交感神経が活発になった時に汗が出るのが多汗症なのです。

例えば、朝起きてすぐの時間は交感神経が活発に動き出す時間です。

その時、いつも汗をかくようでしたら、多汗症を考えみてもいいかもしれません。

でも、もちろん朝起きてすぐの体温上昇で汗をかいている可能性もありますので、必要以上に自分は多汗症ではと気にすることもないのです。